ダイハツ生産停止で相談窓口 三重県が開設、中小事業者向け

ダイハツ工業が認証取得の不正問題で国内全工場の稼働を停止したこと受け、三重県は22日、中小事業者向けの経営相談窓口を、雇用経済部の中小企業・サービス産業振興課に開設した。

県によると、主に資金繰りに関する相談を受け付ける予定。県信用保証協会が融資を保証し、県が保証料を補助する「セーフティーネット資金」の活用を提案することなどを想定している。

政府が19日付で政府系金融機関や商工会議所などに相談窓口を設けたことを踏まえて開設。相談の内容に応じて相談先を紹介する。同社との取引がある県内の事業者数は把握していない。

雇用経済部の担当者は「生産停止の影響が長期に及ぶ可能性がある。経営に不安があれば、ためらわず相談してほしい。困っている事業者に寄り添い、しっかり下支えしたい」と話している。

製造関係だけでなく、販売店などからの相談も受け付ける。平日の午前8時半から午後5時15分まで。相談は中小企業・サービス産業振興課=電話059(224)2447=へ。