税の仕組みや役割学ぶ 石薬師高で鈴鹿税務署の出前授業 三重

【税について学ぶ生徒ら=鈴鹿市石薬師町の県立石薬師高校で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市石薬師町の県立石薬師高校(伊藤文子校長)で22日、租税教室の出前授業があり、3年生の96人が税の仕組みや役割などについて学んだ。

同校は7―8割の生徒が卒業後に社会人となることから、税について興味関心を持つとともに、健全な納税者意識を醸成するのが狙い。鈴鹿税務署に講師を依頼し、4年ぶりの開催となる。

この日の授業は「総合的な探求の時間」の一環で実施。講師として同市三日市町の税理士南条哲さん(46)=ミライズ税理士法人=が登壇し、税の必要性や納め方の違いなどについて分かりやすく説明。所得税には年齢制限がないため、子どもでもユーチューバーや子役などで収入があれば、支払う義務があることなどを話した。

生徒らは熱心に話を聞いており、堀颯汰さん(18)は「今後、もっと自分でも勉強していかなければいけないと思った」、石河昴さん(17)は「将来は家業を継ぐつもりなので参考になった」とそれぞれ話していた。