三重県産品をアピール タイ訪問中の知事、商談会で

【県産品の商談会に出席する一見知事(左)=バンコク市内で(県提供)】

タイ訪問中の一見勝之三重県知事は9日、バンコク市内で開かれた商談会に出席し、バイヤーらに県産品をアピールした。現地の新興航空会社には、中部国際空港(愛知県常滑市)への就航を求めた。

県によると、商談会はバンコク市内のビジネス地区にある「ゲイソン アーバン リゾート」で開催。県内からは県産品を販売する16社、タイ側は約40人のバイヤーが参加した。

一見知事は、会場となった施設を開発したコングロマリット「ゲイソーン・グループ」のチャイ・スリビコーン代表と面談。チャイ氏は「三重県を訪れてみたい」と話したという。

また、一見知事は市内の新興航空会社「リアリークールエアラインズ」でパティ・サラシンCEOと面会。ビジネスや観光で県内への訪問に需要があるとし、中部国際空港での就航を求めた。

パティ氏は5月に航空関係の許可を取得し、10月には定期便の運航を予定していると紹介。「三重の産業や観光に魅力を感じる」と述べ、中部国際空港での就航にも意欲を示した。

一見知事は8日に県内を出発した。12日に帰国する予定。一見知事がタイを訪問するのは初めて。三重県知事のタイ訪問は、鈴木英敬前知事が訪れた平成30年11月以来となる。