間瀬監督「目標は優勝とJ昇格」 JFLヴィアティン三重が新体制始動

【選手に話しかける間瀬監督(中央)=桑名市播磨のNTN総合運動公園サッカー場で】

サッカー・日本フットボールリーグ(JFL)のヴィアティン三重が10日、桑名市内で今年最初のチーム練習を行った。JFL8年目を戦う選手28人中26人が参加。今年からチームを率いる間瀬秀一監督(50)ら新スタッフと悲願のJリーグ参入に向けて新たなスタートを切った。

間瀬氏は四日市市出身で、ブラウブリッツ秋田、愛媛FCの県外Jリーグクラブで監督経験を積んできた。「(目標はJFL)優勝と(Jリーグ)昇格」と話し「自分の人生を懸けてチームの指揮をとらせてもらいたい」と話した。

初日のチーム練習は寒風の中約2時間行われた。スプリント系の基礎トレーニングなどに取り組んだ後、参加選手全員がダッシュのタイムを計測した。計測機器は間瀬新体制に合わせて初めて導入したという。

「皆が今までやってきたことを否定するのでなく皆が持つ本来の力を引き出したい」と熱っぽく語りかけた新指揮官。チーム3年目のDF谷奥健四郎(31)が「今まで何げなくやって来たプレーに間瀬さんのロジックがあって、信じてやれば成長できるなと感じた」と話すなど選手も意欲的だった。

JFL開幕は3月9日。第1・2節、ホーム開幕戦の詳細は今月12日に発表される。ヴィアティン三重では今月20日、桑名市内で新体制発表会を予定している。