鈴鹿から職員4人派遣 能登半島地震、市長が激励 三重

【末松市長(左)から激励を受ける職員ら=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】能登半島地震で被災した石川県に被災建築物応急危険度判定士として派遣が決まった三重県の鈴鹿市職員4人を5日、市役所で、末松則子市長が激励した。

4人は2班に分かれて8―10日、11―13日の3日間ずつ、七尾市、志賀町、羽咋市、中能登町の4市町を中心に、建築物に倒壊の恐れがあるかどうかを外観などから判定し、周囲へ注意を促す。県を通じて全国支援の要請があった。

4人のうち、7日に出発するのは建築指導課の川村裕之副参事(58)と森川和樹副主査(32)。10日には同課の若林隆宣主幹(49)、公共施設政策課の古澤俊主査(37)が出発し、交代する。

末松市長は4人を前に「大変厳しい状況だが、しっかりと被災地のみなさんを助けてほしい。いつか発生する南海トラフでの対応にもつながる」と激励した。

代表で川村副参事が「被災された方々が一日でも安全な生活を送れるよう、責任を持って業務に従事する」と決意を述べた。