同居男性暴行死、死体遺棄は不起訴、津地検四日市支部

三重県四日市市で同居する男から暴行を受けた男性が死亡した事件で、津地検四日市支部は28日、死体遺棄の疑いで逮捕された同市北浜町、俵重幸被告(59)=傷害致死罪で起訴=を嫌疑不十分で不起訴処分とした。同容疑で逮捕された志摩市の男性(54)も不起訴処分(嫌疑不十分)とした。

同支部は処分理由を「関係各証拠を精査した結果、犯罪の成立を認定すべき証拠が不十分であった」としている。

俵被告らは先月二日、俵被告から胸を足で踏まれるなどの暴行を受け死亡した派遣社員の男性=当時(36)=の遺体を、四日市市内の会社事務所から俵被告の自宅まで運んだとして、今月10日、四日市南署に逮捕されていた。