家族でゆっくりと料理を NPOがクリスマス「まんぷく大作戦」 三重・鈴鹿

【クリスマスプレゼントの袋を受け取る参加者=鈴鹿市算所3丁目のイタリアンレストラン「トラットリア ヤマカワ」で】

【鈴鹿】三重県の鈴鹿市を中心に子育て支援に取り組むNPO法人愛伝舎(坂本久海子理事長)=四日市市河原田町=は10日、鈴鹿市算所3丁目のイタリアンレストラン「トラットリア ヤマカワ」で一人親世帯を対象にしたクリスマスイベント「まんぷく大作戦」を開き、本格的な料理などで参加者をもてなした。

「家族でゆっくりとおいしい料理を食べて楽しんでもらいたい」と、趣旨に賛同する企業や個人の支援を受けて、ことしで3回目。

この日は亀山、鈴鹿両市から10世帯の親子計37人が参加。

参加者らは石川県七尾市産のブリを使ったカルパッチョや同店人気のキッシュなど、7点の前菜盛り合わせをはじめとした4品を食べ、サンタクロースから一足早く、コメやミカンが入ったクリスマスプレゼントの袋をもらって楽しいひとときを過ごした。

参加者の一人、同市中旭が丘4丁目の松尾茜さん(38)と高校3年生の桃果さん(17)親子は「普段はすれ違いの生活なので貴重な時間になった。食事もおいしくゆっくりできた」「久しぶりにお母さんといろんな話ができてうれしかった」と笑顔を見せた。

坂本理事長(62)は「社会にあふれる優しさや温かさを子どもたちに感じてもらえれば」と話した。