「ITや環境への対応が重要」 伊賀で「創業ビズカフェ」、三十三総研の伊藤副社長講演 三重

【創業ビズカフェの様子=伊賀市平田で】

【伊賀】三重県伊賀市平田の大山田産業振興センターどんぐりホールで九日、「第12回創業ビズカフェ」(伊賀市商工会主催)が開かれ、同商工会主催の創業スクールを第1回(2007年)から第17回(23年)に修了した修了生16人が受講した。

創業スクールでも講師を務める33総研の伊藤公昭副社長が「我々を取り巻く環境の変化とニュービジネス」と題して基調講演。最近の経済動向として、GDP(国内総生産)や需給ギャップの推移、株価・為替などの市場動向を紹介した上で、外部環境・内部環境が自社に与える影響やなすべきことについて解説。

コロナインパクトを経てニューノーマル化が想定されるビジネスを例示し、ITや環境への対応はいずれの業種でも重要と説いた。さらに、志をしっかり持つことの必要性を、最近の不正事例を挙げて強く訴え、講演を締めくくった。

第2部の意見交換会・交流会では、既に起業した経営者が近況や自社の製品を紹介し合い、伊藤氏に熱心にアドバイスを求める姿や、これから起業する本年度受講生が伊藤氏や先輩経営者のアドバイスに耳を傾け、メモを取る姿などが見られ、熱気にあふれた場となった。