「いちばの朝市」に2万人 北勢地方卸売市場、青果、鮮魚や模擬競り、マグロの解体ショー 三重

【マグロの解体ショーに見入る参加者ら=四日市市河原田町の北勢地方卸売市場で】

【四日市】三重県四日市市河原田町の北勢地方卸売市場朝市実行委員会(石丸敬士実行委員長)は10日、4年ぶりとなる「いちばの朝市」を開いた。青果、鮮魚、水産加工品の販売や模擬競り、マグロの解体ショーなどに、市内外から約2万人が繰り出してにぎわった。

一般消費者と業者との触れ合いを図るとともに、地場物の野菜や前浜物の魚をPRして、市場の活性化を目指すのが狙い。青森リンゴの販売、飲食ブースやキッチンカーの出張販売もあった。

参加者らは、魚商らの手で鮮やかにさばかれる60キロの本マグロの解体ショーに見入ったり、県産のカキや伊勢エビなどの水産物とマツタケ、ミカン、リンゴなどの青果物の模擬競り会場で、お目当ての商品を次々と格安で競り落としたりして楽しんでいた。

会場には水産、青果、加工品、飲食など36ブースが軒を連ね、買い物客らの熱気にあふれていた。石丸実行委員長は「4年ぶりの市場の大開放、予想を上回る来場者に感謝です。今後も北勢地域80万人の台所として、安心安全な商品を全国から集荷していきたい」と話していた。