五十鈴川河川敷を清掃 観光客増える年末年始前に

【堤防の草刈りをする参加者ら=伊勢市の五十鈴川河川敷で】

観光客が増える年末年始を前に、三重県伊勢市の伊勢神宮内宮周辺の五十鈴川河川敷で8日、県建設業協会伊勢支部が恒例の清掃奉仕活動を実施した。

河川敷には、内宮の参拝客に向けた駐車場が設けられている。この日は朝から、同支部に加盟する56社の代表と、関係団体や県、市の職員ら計約140人が参加。浦田橋下流の両岸堤防約600メートルの区間で、草刈りやごみ拾いなど2時間ほどかけて清掃した。

清掃活動は、建設業の強みをいかした地域貢献活動として昭和55年に始まり、44回目。参拝客が増える年末を前に、毎年実施している。昨年までの3年間、コロナ禍で参加人数を縮小してきたが、今年はコロナ禍以前と同様の規模で行った。

中村哲也支部長(63)は「年末年始、県内外から伊勢を訪れる多くの人をお迎えし、気持ちよくお参りしてもらいたい」と話していた。(伊勢)