精神疾患理由の休職・退職者が増加 鈴鹿市の教職員 市議会一般質問

【鈴鹿】鈴鹿市の教職員のうち精神疾患を理由とした病気休暇、休職、年度途中退職者数が増加傾向にあることが、7日の同市議会12月定例議会で分かった。田中通議員(れいめい)の一般質問に答えた。

市教委によると、病気休暇取得者数と休職者数は令和2年度18人、同3年度19人、同4年度26人。本年度は10月末までに20人。

また、年度途中退職者数は令和2年度1人、同3年度3人、同4年度2人、本年度は10月末までに3人。

精神疾患に至った要因はさまざまで、思い描く授業や学級集団ができないことへの不安や焦り、生徒指導上の課題対応への苦慮、対人関係のストレスなどという。

廣田隆延教育長は市の対応を説明し「新たな取り組みとしてオンラインによるメンタルヘルス・ケアシステムの活用も検討している」と答弁した。

この日はほかに、市川昇議員(市民の声)が一般質問した。

そのほか、14億9976万円を追加する一般会計補正予算案の1議案が上程された。