桑名三重信金の中澤会長に市政功労賞 市の発展に大きく寄与 三重

【表彰状を手にする中澤氏(左)と伊藤市長=桑名市役所で】

【桑名】桑名商工会議所の前会頭で、桑名三重信用金庫会長の中澤康哉氏(69)は六日、桑名市の発展に大きく寄与したとして市政功労者表彰(産業経済功労)を受け、市役所で伊藤徳宇市長から表彰状を贈られた。

市政施行記念日の12月6日に合わせて市が功労者を表彰しており、今回が8回目。

中澤氏は「身に余る光栄。少しでも地域のためにと思ってやってきたが、行政はじめ地域社会の皆さまのおかげで形として表れ、感謝している」とした上で「桑名に住んで69年、勤めて46年になるが、市への思いは人一倍強い。今回を機に今後も産業発展のために尽くし、地域社会に貢献していきたい」と語った。

10月まで理事長を務めたくわしん福祉文化協力基金の活動については「少しでもお役に立てれば、文化に貢献できればと考え、活動してきた。桑名は文化のレベルが高いが、外に発信しきれていないので、日本全国に発信できるような桑名市になってほしい」と述べた。

中澤氏は昭和52年に桑名信用金庫(現桑名三重信用金庫)に入庫し、平成20年6月に理事長に就任。同31年2月の三重信用金庫との合併を経て、合併後も理事長職を務めてリーダーシップを発揮し、令和5年6月から現職。地域でも要職を歴任し、平成28年11月から令和4年10月まで桑名商工会議所会頭、平成27年5月から同29年5月まで桑名法人会会長を務めたほか、現在も県信用金庫協会会長、全国信用金庫協会理事、県信用保証協会理事などを務めている。平成27年11月に黄綬褒章受章。