新型コロナ、12週ぶりに増加 三重県内、先週の感染状況

三重県は28日、先週(20―26日)の新型コロナウイルス感染状況を公表した。感染者は一医療機関あたり平均1・35人で、前週の1・18倍。8月下旬以来、12週ぶりに増加した。

県によると、医療機関からの報告を元に推計した1日あたりの新規感染者は90人で、前週から20人増加したが、3週連続で100人を下回っている。

確保病床の入院者と一般病床の入院者を合わせた在院者数は47人で、前週の同じ曜日と比べて18人の増加。在院者数が増加するのは、発表が始まった10月3日以降で初めて。重症者は6週連続でいない。

保健所管内別の1医療機関あたり感染者は桑名2・1人▽四日市0・7人▽鈴鹿0・78人▽津1・09人▽松阪0・75人▽伊勢1・45人▽伊賀2・88人▽尾鷲0人▽熊野2人―となっている。

県の感染症・情報プロジェクトチームは新規感染者数について「増加の割合は高くなく、引き続き少ない状況。今後も増加していくかは今のところ分からず、状況を注視したい」としている。