天名複合施設の完成祝う 鈴鹿市、12月1日開所 三重

【テープカットで施設の完成を祝う代表者ら=鈴鹿市御薗町で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市御薗町に12月1日、天名地区センターと天名公民館、市子育て支援センターりんりんが一体となった天名複合施設が開所する。26日、同所で竣工式があり、関係者らが施設の完成を祝った。

末松則子市長をはじめ、市議や地元自治会長、施工業者など約50人が出席。

末松市長は「市で初めての複合施設。多世代が交流し、天名地区に新たなにぎわいをもたらす施設になってほしい」と式辞を述べ、工事や設計に携わった市内の5事業者に感謝状を手渡した。

テープカットでは代表7人が、紅白のテープにはさみを入れて完成を祝った。

老朽化に伴う移転新築。天名地区公共施設一体整備事業として取り組み、総工費は約5億300万円。令和4年6月に工事着工し、ことし9月に完成した。

完成した複合施設は鉄骨造平屋建て。敷地面積約5302平方メートル、延べ床面積約887平方メートル。天窓による採光やスロープや手すり、多目的トイレなどユニバーサルデザインを取り入れ、多目的室や会議室などは今後、柔軟に共有していく。

敷地内にはそのほか、すでに運用中の市消防本部天名分署と市消防団天名分署の複合施設もある。

開所に伴い1、2、5日の各日午前10時―午後4時まで、子育て支援センターで未就学児とその保護者を対象にしたオープニングイベントがある。