日沖氏が6選、いなべ市長選 新人候補破る

【万歳で当選を喜ぶ日沖氏(前列左)ら=いなべ市大安町高柳の選挙事務所で】

【いなべ】任期満了(12月20日)に伴う三重県のいなべ市長選は26日、投開票され、無所属現職の日沖靖氏(64)=大安町梅戸=が、無所属新人の会社役員小西彦治氏(52)=兵庫県伊丹市春日丘=を制し、6選を果たした。投票率は前々回比22・27ポイント減の37・66%だった(前回は無投票)。

日沖氏は午後10時半ごろ、同市大安町高柳の選挙事務所で当選の一報を聞き、玲子夫人(63)や集まった多くの支持者らと喜びを爆発させ、万歳三唱した。選挙戦を振り返って「選挙させていただき、普段会えない方とも会えた。改めていろんな方と接することができたのでありがたかった」と述べた。6期目に向けては「初心に返って、新たなスタートとして頑張っていきたい」と決意表明した。

日沖氏は5期20年の実績を述べながら、防災施設と医療の充実、自然を肌で感じる教育の推進、森林を活用した新たな産業政策推進などを訴えたことで、得票につながった。

小西氏は選挙ポスターと選挙公報に子育て世代支援、企業版ふるさと納税活用などの取り組みや思いを書き込み、文面で有権者に訴えたが、及ばなかった。

当日有権者数は3万5794人(男1万8119人、女1万7675人)。