津商議所が130周年 記念大会、260人が出席

【永年勤続役員議員を表彰する津商議所の伊藤歳恭会頭(左)=津市大門のホテル津センターパレスで】

三重県の津商工会議所(会頭・伊藤歳恭百五銀行取締役会長)は21日、津市大門のホテルで設立130周年記念会員大会を開いた。会員や、小林健日本商工会議所会頭、寺村英信中部経済産業局長ら来賓も含め約260人が出席し地域とともに歩んだ130年を振り返った。

伊藤会頭が永年勤続役員議員、優良会員企業などを表彰。歴代会頭の竹林武一三重トヨタ自動車会長、岡本直之三重交通グループホールディングス相談役には功労者表彰を行った。桑名市出身の男子マラソン元日本代表の瀬古利彦氏の記念講演会もあった。

明治26年設立の「津商業会議所」が前身。平成17年に久居商工会議所と合併した。新型コロナウイルス禍ではバーチャル企業訪問を実施したり非接触型体温計を津市に寄贈するなどの社会貢献も行った。

平成25年から令和元年まで会頭を務めた岡本氏から「不安定、不確実、不透明な時代でも(商議所は)地域の発展になくてはならない団体」と激励を受け「重みと責任を感じる」と話した伊藤会頭は「〝ビヨンドコロナ〟の時代で企業に新しい分野に挑戦してもらえるよう、教育分野にも力を入れていきたい」と決意を新たにしていた。