「粲水会」が会心作64点 四日市で水彩画展

【会員らの会心作が並ぶ会場=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】三重県四日市市下之宮町のあさけアートクラブ「粲水会」(渡辺久雄代表)は21日、同市安島の市文化会館で、第九回「粲水会水彩画展」を開いた。指導する講師と会員15人の作品64点を展示している。23日まで。

自画像1点と自由テーマの作品3―4点ずつを出品。鏡や写真を見ながら、自身の目鼻立ちなど特徴を捉えた自画像。繊細なタッチで描いたフランスの世界遺産「モン・サン・ミッシェル」や力強く描いた「泡盛の酒器」、中国舞踊に使われる迫力あふれる「仮面」などの会心作が並ぶ。

同会は平成19年に発足。光風会会員で日展会友の画家粕谷邦男さん(78)の指導の下、「うまい絵じゃなく、素直な自己表現でいい絵を」をモットーに、月2回、あさけプラザで研さんに励んでいる。粕谷さんは「長いお付き合いで皆さん力を付けられ、私の役目は終わったような感じです」と話していた。