鈴鹿の学童保育を助成 生保協会、子育てと仕事の両立支援に 三重

【得田会長(右)から助成の決定通知書を受け取る荻野指導員=津市内で】

【津】生命保険協会(会長・清水博日本生命保険社長)による本年度の「子育てと仕事の両立支援に対する助成活動」の県内分贈呈式が17日、三重県津市栄町の伊勢門本店であり、鈴鹿市桜島町の「桜島学童保育ももたろう1組」に資金助成の決定通知書を授与した。

同助成は平成26年から保育所や放課後児童クラブの受け皿拡大と質の向上を目的に始まった。1施設20万円を上限とし、これまでの10年間で1105施設、計2億3900万円を助成している。

本年度は全国から1331施設の応募があり、150施設、総額2500万円の助成が決定。県内では七件の応募から同施設が選ばれた。

贈呈式で同協会県協会会長の得田竜範・日本生命津支社長(51)は「これからも官民一体となり働きながら安心して子育てできる環境を整備してほしい。このような助成があることをほかの施設にもPRして」とあいさつし、同施設指導員の荻野リエさん(40)に決定通知書を手渡した。

荻野さんは「ももたろうは鈴鹿で2番目に建った歴史ある学童。10年以上使っているエアコンを替えたいと申し込み、決定通知が来て大変喜んでいる。子どもたちと快適に過ごしていきたい」と謝辞した。