近畿高文祭三重大会が開幕 書道やバトン演技、演奏で盛り上げ

【書道パフォーマンスの作品を披露する部員=津市一身田上津部田の県総合文化センターで】

【津】近畿周辺10府県の高校文化部が集う「第43回近畿高等学校総合文化祭(近総文)」三重大会の総合開会行事が11日、津市一身田上津部田の県総合文化センター大ホールであり、約1200人が来場した。書道パフォーマンスや演奏などがあり開幕を盛り上げた。

近畿2府6県と鳥取、徳島両県の持ち回りで開いており三重での開催は10年ぶり。「繋げ文化のバトン! 届け私たちの青春!」をテーマに県内14校から集まった生徒委員会の65人が3月から準備を進めた。

式典は県立神戸高と同津高の書道部員15人による圧巻の書道パフォーマンスで開幕。舞台上に掲げるパネルに大会テーマを、縦4メートル、横6メートルの紙に大会イメージソング「風花」の詩を書き上げた。

生徒委員会を代表し県立神戸高2年の松井えみさん(16)が「コロナ禍で失われそうだった私たちの文化と青春をつなげたいとこのテーマを考えた。全力で準備したので全力で楽しんでほしい」とあいさつした。

【和太鼓演奏とバトントワリングの演技=津市一身田上津部田の県総合文化センターで】

和太鼓とバトントワリングのコラボや琴とマンドリンの共演、県内17校による合唱など部門を超えた舞台が繰り広げられ、大きな拍手が送られた。

近総文三重大会は19日まで津、伊勢、伊賀の3市8会場で開催。公私立の文化部18部門が成果を発表し県内外の約7千人が交流を深める。