大名行列や忍者ショー 亀山で関宿街道まつり

【伊勢亀山藩最後の藩主石川成之の大名行列=亀山市関町の関宿街道で】

【亀山】三重県亀山市関町木崎から同町新所までの旧東海道関宿街道で5日、「第36回東海道関宿街道まつり」(同実行委員会、清水孝哉会長)が開催され、市内外から約2万人(主催者発表)の人出でにぎわった。

重要伝統的建造物群保存地区の東の追分から地蔵院まで約1キロの関宿街道を、伊勢亀山藩最後の藩主石川成之の大名行列や関ふれあい音頭の一行のほか、特別企画として伊賀・甲賀忍者と徳川家康の行列などが巡行。アマチュアカメラマンらがシャッターを切っていた。

一方、街道沿いでは、関中学校PTAによるフリーマーケットや亀山ブランド認定事業所の木工作り、手裏剣体験のほか、地蔵院では、伊賀市を拠点に活動している「伊賀忍者忍び衆華武姫(かぶき)」が忍者ショーを披露した。

【伊賀忍者忍び衆華武姫による忍者ショー=亀山市関町新所の地蔵院で】

大名行列で姫役を務めた、小野綾菜さん(19)=亀山市みずきが丘=は「かつらが重くて大変でしたが、いい思い出になりました」と話した。

清水会長は「天候にも恵まれ、市内外から多くの人たちが『関宿』を訪れ、祭りを楽しんでいただいた」と見守っていた。