18人の和紙ちぎり絵披露 四日市で北勢の3サークル合同展 三重

【生徒らの会心作が並ぶ会場=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】三重県鈴鹿市中旭が丘の全国和紙ちぎり絵サークル講師の前川美奈子さん(71)は31日、四日市市安島の市文化会館で、指導するいなべ、鈴鹿、四日市サークルの生徒18人の作品43点を展示して「第12回ちぎり絵三重合同展」を開いた。2日まで。

赤や白、ピンクの花が満開の山里風景を手すき和紙で描いた「コスモス」、中国の雄大な渓谷「トルファン」、湖面にシラカバの木々を映す北海道・美瑛町の「青い池」などが並ぶ。最高齢の橋ケ谷とし子さんの百歳記念コーナーには、「三保の松原」など3点を展示。和紙ならではの風合いとぬくもりが訪れる人の目を楽しませている。

前川さんは、ポインセチアの花を金銀の和紙で表現した「クリスマスの頃」など7点を出品。「発表を励みに時のたつのを忘れて仕上げた会心作です。ちぎり絵の魅力を多くの方々にお伝えできれば」と話していた。