シベリア抑留語り継ぐ 17日から伊勢で展示会、19日には集いも 三重

【「シベリア抑留関係展示会・抑留体験の労苦を語り継ぐ集い」のチラシ】

【伊勢】一般財団法人全国強制抑留者協会は11月17日から19日まで、三重県伊勢市黒瀬町のいせトピア(伊勢市生涯学習センター)で「シベリア抑留関係展示会・抑留体験の労苦を語り継ぐ集い~世紀の悲劇を銘記し、永遠の平和を祈念して」を開催する。総務省、県教委、伊勢市、市教委が後援。入場無料。

戦後78年、戦争を知らない世代の人々にも強制抑留の実態に触れて事実を理解してもらい、永遠の平和のために生かしてもらいたいと毎年、実施している。体験者の描いた絵画(パネル)、体験を物語る資料、当時の写真などに加えて、シベリア各地への慰霊訪問における記録などを展示する。

最終日19日午後1時から同3時には「シベリア抑留体験の労苦を語り継ぐ集い」がある。「ここで死んでたまるか、生きて、一緒に日本へ帰ろう」と題して同協会三重県支部長の大釋敏夫さん(百歳)による基調講演、同協会の吉田一則事務局長による「令和5年度労苦を語り継ぐ集い資料集の解説」、サックス奏者一尾郁美さんの慰謝演奏「届けたいシベリアへ・・・平和祈念の音色」がある。