カードゲームで防災学ぶ 伊勢の明倫小児童、災害時の対処法「YES」か「NO」選択 三重

【カードゲーム形式で大地震が起きたときの対応について考える児童ら=伊勢市の明倫小学校で】

【伊勢】三重県伊勢市の明倫小学校で30日、大地震が起きた際の対応をカードゲームを通して学ぶ防災学習が開かれた。

災害時の判断力を育もうと、地元の明倫地区まちづくり協議会や市防災コーディネーターらの協力で実施。4年生49人が参加した。

ゲームは、災害時のさまざまな状況を想定した問いに、10秒以内で「YES」か「NO」のカードを選択し、なぜそう判断したかを話し合う内容。「公園で遊んでいるときに地震が起きたら小学校に避難するか」という問いでは、YESの児童らは「津波が来るかもしれないから学校が安全」などと話し、NOの児童らは「避難の途中でまた大地震がきたら危険」などと説明し、意見を交わした。

参加した山本新大君(9つ)は「ゲームは楽しくて分かりやすく、友達のいろんな考え方が分かって良かった。家族に今日の体験を伝えて、災害に備えたいと思う」と話していた。