北勢バイパス、バスタ四日市の早期整備を 期成同盟会が国交省に要望

【要望書を手にする岸川道路局次長(左から3人目)と森市長(右から3人目)=国土交通省で】

北勢バイパス建設促進期成同盟会(会長・森智広四日市市長)と四日市市はこのほど、東京・霞が関の国土交通省を訪れ、国道1号北勢バイパスとバスタ四日市などの早期整備を求めて要望活動をした。

要望には、森四日市市長や内藤洋鈴鹿市副市長、矢野純男朝日町長、秦純二四日市商工会議所副会頭が参加。山本佐知子参院議員も同行した。森市長から天河宏文都市局長や岸川仁和道路局次長らに要望書を手渡した。

北勢バイパスに関する要望書では、暫定2車線開通区間(朝日町小向の国道1号―市道日永八郷線)の速やかな4車線化▽市道日永八郷線―国道477号バイパス(令和6年度開通見通し)の早期開通▽鈴鹿四日市道路(四日市市釆女町の国道1号―鈴鹿市稲生町の中勢バイパス)の事業推進―を求めている。

また、バスタ四日市と近鉄・JR四日市駅周辺整備事業については、魅力あるまちなかの実現に向け、事業の推進と強力な支援を求めている。

森市長は北勢バイパスについて「沿道のハイテク企業の拡大に伴い、交通網に大きな影響が出てきている。暫定2車線開通区間への対応を早期にお願いしたい」と要望。バスタ四日市については、さらなる事業推進を求め、四日市駅周辺整備事業には「中央通りの再編により、沿道を中心とした民間投資が進むなど機運が高まっている。引き続き強力な支援をお願いしたい」と述べた。

鈴鹿四日市道路について、内藤鈴鹿市副市長は「11月開通の中勢バイパスと、鈴鹿四日市道路、北勢バイパスがつながることにより、ダブルネットワークが形成され、大きな整備効果が見込まれるため早期の整備をお願いしたい」とした。

岸川道路局次長は「道路整備効果は、つながることでさらに効果が発揮されるもの。施工中の箇所は着実に進め、未着手のところについても地域の協力を得ながらしっかりと進めていく」と応じた。