万引繰り返し司令長に停職6カ月 松阪地区広域消防組合

【松阪】松阪地区広域消防組合は27日、書店で万引を繰り返していた消防本部付副参事官の消防司令長男性(56)を停職6カ月の懲戒処分とした。処分は26日付。同日付で依願退職した。

男性は8月2日午前11時35分ごろ、管内の商業施設書店でバイク雑誌2点を万引し、店員に呼び止められ、松阪署に任意同行を求められた。6月1日の同店でのバイク雑誌3点の万引と併せ2件について書類送検された。

男性は令和2年くらいから同店で十数回、万引していたという。万引した雑誌68冊分と防犯カメラ増設費、警備員巡回費の計約21万円を弁済し、9月25日付で不起訴処分とされた。

男性は「反省しても反省しきれない。信頼回復に向け頑張っている中、組織に迷惑をかけ申し訳ない」と話しているという。