パリ五輪へ「スタートライン」 レスリング女子53キロ級内定の藤波選手、出身地の四日市市表敬

【四日市市の森智広市長らを表敬訪問した藤波朱理選手。右は父の俊一コーチ=四日市市役所で】

レスリングの女子53キロ級で来年夏のパリ・オリンピック代表に内定した三重県四日市市出身の藤波朱理選手=日本体育大=が23日、四日市市役所を訪ねて「ここがスタートライン。パリで金メダルを取るため、また頑張っていきます」と抱負を述べた。

初めての五輪代表内定を勝ち取った9月下旬の世界選手権(セルビア・ベオグラード)、10月初旬に行われたアジア大会(中国・杭州)で獲得した金メダルとチャンピオンベルトを携え、父の俊一コーチとともに来庁した。

海外での連戦後初めての帰郷。森市長から同市のマスコットキャラ「こにゅうどうくん」の人形とキーホルダー、萬古焼の作品を笑顔で受け取り「地元に帰り、心も体も休まった。世界選手権やアジア大会で出た課題を克服してさらに良いパフォーマンスを」と決意を新たにした。

藤波選手は同市立下野小、西朝明中、いなべ総合学園高を卒業し現在日体大2年。中2から続く公式戦無敗記録は、津市出身でオリンピック3連覇の吉田沙保里氏の記録「119」などを上回り、今年秋の杭州アジア大会優勝で「130」となっている。