上げ馬神事関係者を刑事告発 動物愛護団体、馬の骨折を問題視 三重

今年5月4日に桑名市の多度大社で営まれた上げ馬神事で馬が骨折するけがを負った件で、動物愛護団体が動物愛護法違反の疑いで、神事の関係者を桑名署に刑事告発し、12日付で受理された。

告発したのは「動物虐待のない社会を目指す会」と「PEACE 命の搾取ではなく尊厳を」の2団体。両団体は今年5月の上げ馬神事で、参加した馬1頭が左前足を骨折したことを問題視している。団体によると、馬はその後、殺処分されたという。

上げ馬神事は、馬に若者が乗って坂を駆け上がり、坂の上に設置された高さ約2メートルの土壁を乗り越えた回数で農作物の豊凶を占う伝統行事。県の無形民俗文化財に指定されている。ここ十数年で馬計4頭がけがをして殺処分されていたことも分かり、「虐待ではないか」との批判が出ていた。大社側は8月、土壁を1メートルにしたり、坂の勾配を緩やかにしたりする改善策を県に提出していた。