![web01鹿児島国体三重県選手団壮行式](https://www.isenp.co.jp/wp-content/uploads/2023/09/f2a4483d457b5cbc86d1e65e5e75f948.jpg)
特別国民体育大会「燃ゆる感動 かごしま国体」の三重県選手団結団壮行式が27日、津市西丸之内の津リージョンプラザで開かれた。10月7日から17日までの本会期中、鹿児島県内で開催の27競技に出場する選手、監督らが集まり、目標の天皇杯10位台前半に向けて気持ちを高めた。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、当初予定の令和2年から3年延期しての開催。国体は来年から「国民スポーツ大会」に名称が変更されるため、国民体育大会として実施される最後の大会になる。
同3年に開催を予定していた「三重とこわか国体」に向けて競技力を強化してきた本県は、三重国体が中止になった後も安定した競技力を確保するとして、目標値を天皇杯10位台前半に設定している。
成年勢では昨年の栃木国体で男女そろって優勝したラグビー、16年ぶりに東海地区予選を突破したソフトボール男子など。少年勢では今年のインターハイで優勝したテニスやソフトテニスなどの活躍が期待される。
コロナ禍で地元国体への出場を逃した選手らも鹿児島へ。陸上競技女子100メートルで平成30年の日本選手権優勝の実績を持つ伊勢市出身の世古和選手は三重国体中止後、一度は現役を引退し、地元で陸上教室を開く傍ら久しぶりの国体へ。「スタッフを兼ねての出場。雰囲気づくりからやっていきたい」と話した。
10月7日の総合開会式入場行進では、会期前競技の水球で優勝した少年男子チーム主将の四日市中央工業高3年佐々木蒼太選手が旗手を務める。団長の向井弘光県スポーツ協会会長に団旗を託した一見勝之知事は「練習の成果を出して思いきり戦って来てください」と選手らを激励した。