文化振興条例案を可決 三重県議会本会議、職務権限移す特例条例案も

【文化振興条例を全会一致で可決した本会議=県議会議事堂で】

三重県議会は26日の本会議で、6月から事実上の継続審査となっていた文化振興条例などの2議案を全会一致で可決した。県当局が早期の採決を求めていた。他に提出中の10議案は10月20日に採決する。

県は6月1日の本会議に文化振興条例を提出していたが、環境生活農林水産常任委員会(山崎博委員長、8人)は「法令上の整理に明確さを欠く」として、6月定例月会議中の採決を見送っていた。

この日は文化の職務権限を県教委から知事に移す特例条例も全会一致で可決。文化の職務権限が知事にあると定めた文化振興条例が関係法に抵触する可能性が浮上したため、県当局が今月19日に提出した。