F1総観客数は2万2000人増の22万2000人 鈴鹿で日本GP

【応援で盛り上がる観戦客ら=鈴鹿市稲生町の鈴鹿サーキット国際レーシングコースで】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市稲生町の鈴鹿サーキットで24日、「F1日本グランプリレース」の決勝があり、10万1000人(主催者発表)のモータースポーツファンが、レース展開を見守った。

3日間の観客数は前年比2万2千人増加の延べ22万2千人で、平成21年に同サーキットで日本グランプリが再開してから最多となる。

同サーキットは、木曜日のイベント開催を復活させたことや外国人観戦客数の増加が、観戦客の増加につながった要因の一つと推測する。

市と同サーキットの協力で、NIPPOコーナー付近の一部に設けた市民応援席では、300人が観戦。3世代でF1ファンという同市立神戸小6年の加藤芯さん(10)は、父親の武さん(39)、祖父の幸夫さん(66)と3人で来場し、角田裕毅選手を応援した。

芯さんは「観戦は2回目。F1は音の大きさやスピードが魅力。角田選手も頑張った。(市民応援席は)コースから近くていい」と話した。

同サーキットを運営するホンダモビリティランドの斎藤毅社長は「期間を通じて多くのお客様にお越しいただけたことをうれしく思う。来年の日本グランプリは4月開催になるが地域と一体になってしっかりと準備を進めたい」とコメントした。