鈴鹿と宇治山田商が決勝へ 秋季高校野球三重県大会 東海出場決める

【鈴鹿―近大高専 26年ぶりの東海大会出場を喜ぶ鈴鹿の先発高山航(右)と村田=ドリームオーシャンスタジアムで】

第76回秋季東海地区高校野球県大会(県高野連主催)は24日、ドリームオーシャンスタジアムで準決勝2試合があり、鈴鹿と宇治山田商が勝って東海大会出場を決めた。鈴鹿は26年ぶり、宇治山田商は16年ぶりの出場。準決勝で敗れた近大高専と神村学園伊賀は3位決定戦で東海大会最後の一枠を目指して戦う。

鈴鹿は終盤の逆転で近大高専を4―3で下した。1点差の六回に8番村田悠陽の押し出し四球などで2点を奪い逆転。八回に2点を失い逆転を許すも、九回に3番中井泰庸の2点適時二塁打で試合をひっくり返した。投げては先発高山航太朗が9回3失点で完投した。近大高専は九回無死一、二塁の好機を作ったが、あと一本が出なかった。

宇治山田商は5―2で神村学園伊賀を破った。四回に3番阪口諒真の内野ゴロの間に1点先制。五回に2番伊藤大惺の適時打、阪口の3点本塁打で4点を追加した。投げては中村帆高、田中燿太の両2年生右腕による投手リレーで2失点に抑えた。神村学園伊賀は六回に連続適時二塁打で2点を返すも、五回の4失点が痛かった。

決勝と3位決定戦は30日にドリームオーシャンスタジアムで実施。試合開始予定時刻は3位決定戦が午前10時、決勝が午後0時半。