「漣音の会」が作品展 津、絵画と書52点 三重

【「漣音の会」の作品が並ぶ会場=津市大谷町の県立美術館県民ギャラリーで】

【津】三重県津市八町の画家、坂本泰漣さん(64)と書家の川口茜漣さん(63)夫妻の門下生の作品展「漣音の会」が、同市大谷町の県立美術館県民ギャラリーで開かれている。40―80代の49人の絵画と3人の書計52点を展示している。24日まで。入場無料。

坂本さん川口さん夫妻は平成元年に美術教室「漣塾」を開きそれぞれ絵画と書を指導する。作品展は坂本さんが市内の文化センターで指導する生徒との合同展として年1回開いている。

国内外の風景、人物、抽象などおのおの追求する題材を透明水彩や樹脂のアキーラなどで描いている。坂本さんは常に「作品とのやりとり」を重視するよう指導するといい「強調や省略でイメージを膨らませていく。同じバラで違いが出るのは感覚の差」と話す。

始めて4年という山田隆一さん(77)=同市大谷町=は「教室でクラシックの音楽が流れる中黙々と描いている雰囲気が好き」と楽しさを話した。