花々を優しい色合いで 吉田さん初の絵画展 三重・玉城町

【初めての個展を開いた吉田さんと優しい色合いで描いた水彩画=玉城町宮古のギャラリーボナールで】

【度会郡】三重県大紀町滝原の絵画愛好家で、松阪美術協会員の吉田智子さんが、玉城町宮古のギャラリーボナールで初めての個展を開いている。身近にある花々を優しい色合いで描いた水彩画を中心に、油彩やパステル画など多彩な31点が並ぶ。24日まで。

小さい頃から絵が好きだった吉田さんは、20代後半から絵を描き始めた。結婚、子育てで中断期間もあったが、自分の時間が持てるようになった50代から本格的に絵筆を握り、作品を制作。年2回ほど同協会展に出品している。これまでは油絵の具やパステルを使っていたが、約4年前から独学で水彩画を始め、自身の好きな花をモチーフにした絵を描き続けている。

初個展には、色の変化を美しく表現したアジサイ、黄色の花が印象的なミモザ、繊細に描き上げたシクラメンなどを展示。ユリの花とリンゴを一緒に描いた作品は、普段はあまり使わない赤色の水彩絵の具を使い、華やかな作品に仕上げた。

吉田さんは「今まで描きためた作品を見てもらえれば。これからも身近にある花を頑張って描き続けたい」と話していた。