コツメカワウソ三つ子誕生 鳥羽水族館

【すくすくと育っているコツメカワウソの三つ子の赤ちゃんと母親のキワ(右)=鳥羽市の鳥羽水族館で(同館提供)】

【鳥羽】三重県鳥羽市の鳥羽水族館で、7日に誕生したコツメカワウソの三つ子の赤ちゃんがすくすくと育っている。今回の出産で同館が飼育しているコツメカワウソは11匹(雄5匹、雌6匹)となった。

赤ちゃんはいずれも雌で、母親は「キワ」(6歳)、父親は「アサヒ」(11歳)。キワが7日午前9時半ごろから、約9時間かけて出産した4匹のうち1匹は残念ながら死産だった。無事に生まれた3匹の誕生時の体長は約14センチ。体重は70―81グラムだったが、13日の計測では約130―150グラムに増えていた。

これ以上繁殖をさせないようにするため、アサヒは別の場所で飼育中で、今回が5回目の出産となったキワが懸命に授乳し、赤ちゃんは順調に成長。一般公開は11月中旬ごろを予定している。

飼育担当者は「今後もキワが安心して子育てができるように見守っていきたい」と話していた。