6社の医療機器製品と技術PR MMMが病院で展示会 三重

【松阪】医療機器分野に新規進出した6社でつくる「松阪メディカルメンバーズ(MMM)」は11日、三重県松阪市朝日町一区の済生会松阪総合病院で医療従事者向け製品展示会を開いた。

MMMは昨年9月に発足。同市内に拠点を置き、本業を生かして医療機器分野に参入した6社が集まり、製品展示会や取引先の相互紹介など連携した取り組みを進めている。

展示会は各社の製品と技術をPRするとともに、医療現場が必要とする機器の開発につなげようと開催した。昨年12月の三重大学病院、今年3月の鈴鹿医療科学大学に続いて3回目。地元の松阪市では初めてとなる。

MMMの田中寛人代表は「何事にも挑戦する企業が集まっている。お困りのことを提案していただければ」と呼びかけた。

清水敦哉院長は「ユニークな製品があり、これから楽しみ。病院でいいサービスができるのが重要。交流を通じていい製品になれば」とあいさつした。

来賓の竹上真人市長は「すごく応援している。医療健康分野は企業誘致・支援の柱の一つ。新たな連携、取引が始まれば」と期待した。

医師や看護師ら約50人が参加。オクムラの自動車製品製造の技術を生かした医療用ホースや、橋本電子工業の脳梗塞の危険性を早期に発見する超音波頸(けい)動脈血流モニターなど6ブースが出展し、意見交換した。