開幕飾る書道芸リハ、生徒ら「インパクト残したい」 近畿高文祭三重大会2カ月前

【書道パフォーマンスのリハーサルをする書道部員=津市一身田上津部田の県総合文化センターで】

【津】近畿周辺10府県の高校文化部が集う「近畿高等学校総合文化祭(近総文)」三重大会が11月10―19日、県内各地で10年ぶりに開かれる。開催まで約2カ月となった9日、総合開会行事が行われる津市一身田上津部田の県総合文化センター大ホールで本番さながらのリハーサルがあった。

同祭では公私立の文化部18部門が成果を発表し生徒間の交流を深める。生徒委員会は各部門から集まった計64人が3月から準備を進めている。

この日は生徒委員や開会行事で舞台に立つ生徒計約160人が集まった。舞台ではオープニングを飾る書道パフォーマンスを県立神戸高書道部の中山向日葵部長(17)ら6人が披露。縦4メートル、横6メートルの紙にテーマソングのタイトル「風花」などの文字を力強く書き上げた。

近総文を紹介する委員企画の寸劇、和太鼓演奏やバトントワリングの演舞などもあり、ロビーでは会場担当の委員が各自の役割に従って当日の動きをシミュレーションした。

中山部長は「本番は津高の人たちと一緒に書くので合同で練習している。交流は楽しい」と話し「一番始めに舞台で披露するのでインパクトを残したい。緊張するけど『すごい』と思われるパフォーマンスにしたい」と力を込めた。