ホンダ鈴鹿はサヨナラ負け 野球の日本選手権東海最終予選 第3代表決定戦へ

【8回5安打1失点の粘投も打線の援護がなく勝敗がつかなかったホンダ鈴鹿先発・森田=岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで】

社会人野球の第48回日本選手権東海地区最終予選が9日、愛知県岡崎市の岡崎レッドダイヤモンドスタジアム(岡崎市民球場)で始まり、この日は第1代表決定トーナメント2試合が行われた。

本県から出場のホンダ鈴鹿は第1代表決定トーナメント2回戦でJR東海(愛知)と接戦を繰り広げたが、1―2のサヨナラ負けを喫し、11日から始まる第3代表決定トーナメントに回ることになった。

東海地区最終予選は9チームで本大会(11月3日開幕・京セラドーム大阪ほか)の代表3枠を争う。今年の都市対抗野球大会優勝のトヨタ自動車(愛知)、JABA静岡大会優勝のヤマハ(静岡)は予選が免除されている。

7月に東京ドームで開催の都市対抗野球本大会に進めず、「鈴鹿の逆襲」を合い言葉に秋の日本選手権に照準を合わせてきたホンダ鈴鹿。先発左腕森田駿哉が好投し七回を終えた時点でJR東海を4安打無得点に抑えたが、打線が援護できず得点は三回1死満塁から4番松本桃太郎の二ゴロで挙げた1点にとどまった。

森田は八回、JR東海の2番吉田有輝の中越え三塁打を足がかりに犠飛で1点を返されて8回5安打1失点で降板。九回から代わった右腕井村勇介は2死一、二塁の場面でJR東海1番三村政喜にサヨナラ適時打を許した。

今後は負けたら即敗退の第3代表決定トーナメントへ。勝ち抜くには11日予定の1回戦のジェイプロジェクト(愛知)戦からの5連勝が絶対条件だ。「状況はハードだが選手の目は死んでいない。勝ち切りたい」と久芳修平監督。トヨタ自動車の補強選手で都市対抗日本一を経験した森田も「勝つことの素晴らしさを皆で味わいたい。なんとか5連勝を」と前を向いた。