絵のように見える文字 デザイン書道の榮田さん個展 菰野町のパラミタミュージアム

【作品を紹介する榮田さん(左)=菰野町大羽根園のパラミタミュージアムで】

【三重郡】三重県四日市市垂坂新町のデザイン書道家、榮田清峰さんの個展が、菰野町大羽根園のパラミタミュージアム1階、小ギャラリーで開かれている。18日まで。小ギャラリーは入場無料。

掛け軸や額、屏風(びょうぶ)などの作品が並ぶほか、榮田さんが題字を書いた紙文具もそろえ、合わせて約百点を展示、販売もしている。

屏風「蝶の舞」には、一見するとチョウの絵のように見えるが、「翔」「好」「楽」などの文字が書かれている。「寿」の一文字をツルの絵のように表現した掛け軸もあり、独創的で表現豊かな作品が目を引く。

榮田さんは、フリーのデザイン書道家として活動する傍ら、四日市市内や名古屋市でも教室を開き、デザイン書道の普及に努めている。「文字に合わせ、表装や額にもこだわった。楽しんで見てもらえたら」と話した。