子どもら60人稲刈り 春に植えたコメ収穫 松阪のクラギ嬉野農場

【コシヒカリを収穫する子どもら=松阪市嬉野黒野町で】

【松阪】農業屋を運営するクラギ(三重県松阪市川井町、竹内秀樹社長)は9日、同市嬉野黒野町のクラギ嬉野農場で稲刈り体験を実施した。市内外から約60人の子どもらが参加し、春に植えたコシヒカリを収穫した。

同イベントは、子どもらにコメ作りの大変さやありがたみを伝え、農業や自然環境に触れる機会としてもらおうと同社が開いており、16回目の開催。

子どもらは約千平方メートルの田んぼでスタッフから助言を受けながら鎌を使い、春の田植え体験で自分たちが植え、豊かに実ったコシヒカリを収穫した。収穫されたコメは後日精米され参加者にプレゼントされる。

市内から参加した鈴木寿人くん(6つ)は「稲刈りをするのは初めてで楽しかった」と感想。クラギの中村篤史部長は「自分たちで植えたコメを収穫するという体験を通して、農業や食について考えてもらうきっかけとなれば」と話した。