100歳の廣垣さん祝う 敬老の日前に伊勢市長 オンライン対話

【画面越しに鈴木市長(左)から長寿の祝いを受ける廣垣さん=伊勢市役所で】

【伊勢】敬老の日を前に、三重県伊勢市役所で8日、鈴木健一市長が、今年100歳を迎えた同市西豊浜町の廣垣たきさんとオンラインで対話し、長寿を祝った。

廣垣さんは、大正12年に同町に生まれた。結婚し、2人の子どもに恵まれたが、早くに夫を亡くし、葉タバコの栽培や、大阪への行商などで家計を支えたという。

今は、息子夫婦、孫夫婦、ひ孫の4世代7人家族。90歳まで、電動自転車に乗るなど活動的で、現在は、デイサービスに週3回通って、計算や塗り絵などを楽しんでいる。

鈴木市長がモニター越しに「お顔のつやも良く、お元気ですね」と語りかけると「ありがとうございます」と笑顔をみせた。大好きな相撲やひ孫たちについて話し、100歳の祝い状などを受け取ると「最高です。宝物やなあ」と喜んだ。

市内で本年度に100歳を迎えるのは、男性4人、女性49人。また、979人が88歳となり、市はそれぞれ祝い品を贈る。市内最高齢は、111歳の女性(8日時点)。