前年から増加、夏休みの観光客数、知事定例会見

一見勝之知事は8日の定例記者会見で、夏休みの観光客数を発表した。県内の主要観光施設を訪れた観光客は518万2662人で、前年から5・4%(26万7266人)増加した。

県によると、7月15日から8月31日までに主要23施設を訪れた観光客数を集計した。観光客数は三年連続で増加したが、コロナ禍前の令和元年より15%(91万7326人)少ない。

1日あたりの人数も前年比5・3%(4916人)増の9万8242人となったが、同じく元年より15・9%(1万8632人)少ない。13施設でコロナ禍前の水準を下回った。

一見知事は「台風7号の影響で伸び悩んだが、全体では順調に推移している。コロナが収まれば、さらに観光客が増える」と強調。宿泊日数や観光消費額の増加に向けて取り組む考えを示した。