任期折り返しで振り返り、続投への態度は明言せず、知事会見

【定例記者会見で、就任からの2年間を振り返る一見知事=県庁で】

一見勝之知事は8日の定例記者会見で、12日の任期折り返しを前に「着実に基礎固めはできている」などと、就任からの2年間を振り返った。次期知事選への態度については明言を避けた。

一見知事は会見で、特に注力したことにコロナ対策を挙げ、対策の方針を示した「みえコロナガード」の策定や、自らが考案して全国の都道府県に波及したとされる「BA・5対策強化宣言」を例示した。

知事を務めての感想を問われると「生まれ育ったところのために力を尽くすことにやりがいがある」と説明。「子ども施策などで評価してもらっている。これからも引き続き力を尽くしたい」などと語った。

知事としての成果については「何をもって成果とするのかということもある」「県の発展や県民の命を守るためには時間がかかるものもある」などと答えつつ「着実に基礎固めはできている」と強調した。

次期知事選への態度を問われた一見知事は「まだ確定的なものはない。さまざまな声を聞きながら検討する」と述べた。「県民の皆さんに『やれ』と言ってもらえるかどうかが一番大きい」とも語った。