令和8年2学期から亀山市内二中学校全員給食、外部調理委託の食缶方式で 亀山市議会定例会

【亀山】亀山市議会9月定例会は8日、本会議を再開。服部孝規(共産)、櫻井清蔵(勇政)、小坂直親(新生みらい)、深水隆司(新和会)、鈴木達夫(結)の5議員が一般質問した。服部、櫻井両議員は、全員喫食給食に向け、亀山中、中部中の2校を令和8年度2学期から、外部調理委託方式とし、食材を保温性の高い食缶にいれて配送する「食缶方式」とする市教育委員会の方針に対して質問した。

亀山隆教育部長は「当初(整備を)計画していた給食調理施設(給食センター)は、施設建設の規模拡大や建設事業費の高騰により、現段階で実施が困難なため、食缶方式で全員喫食給食を目指す」と述べた。

櫻井義之市長は「全員喫食給食を前に進める上で、教育委員会での検討結果を尊重する」と話した。

市教委は8月18日の市議会全員協議会で、給食調理施設(給食センター)整備までの間、外部調理委託による食缶搬入方式での全員喫食給食を提供▽提供する給食は、アレルギーなどへの対応可能なものとする▽献立は原則、関学校給食センターの給食と共通とし、県内産食材の利用と地産地消に配慮する―など7項目の実施方針案を提出。

現在、市内3中学校のうち、関中学校はセンター方式で、亀山、中部中の2校は、弁当とデリバリーを選ぶ選択方式を取り入れている。