「モーラ」に決定 松阪市スポーツキャラ愛称

【「伝えたい!スポーツのチカラプロジェクト」キャラクターの「モーラ」】

【松阪】三重県松阪市は8日、公募していた「伝えたい!スポーツのチカラプロジェクト」キャラクターの愛称を「モーラ」に決定したと発表した。徳和小学校6年の井上和律(わるつ)さんの作品。

同プロジェクトは同市出身の五輪レスリング金メダリスト土性沙羅さんの今春入庁をきっかけに始めた。スポーツと連動したまちづくりが狙い。土性さんの市内小中学校での出前授業を皮切りに、同市の公式YouTubeと行政チャンネルでの新番組「土性沙羅のスポーツのチカラ応援ch」公開などに取り組んでいる。

キャラクターはスポーツ課職員が作り、土性さんをモチーフに松阪牛の耳や角、しっぽが付いている。

愛称募集は秋田県から沖縄県まで13都府県の12―80歳、80人が153点を応募した。同課職員の投票で「サラン」や「サラモ」など7点に絞り、土性さんが採用作品を決めた。

「モーラ」は松阪牛の鳴き声と沙羅さんの名前を取り入れた。井上さんは命名理由について「スポーツのチカラを網羅して元気な市になりますように願いを込めた」と説明している。

井上さんにはキャラクターのオリジナル缶バッジや土性さんのサイン色紙、みえ松阪マラソングッズを贈呈する。