須恵器に焦点 表面にさまざまな技術 あす公開考古学講座 松阪

【井田川茶臼山古墳の装飾付き須恵器(県埋蔵文化財センター提供)】

【松阪】県埋蔵文化財センターは9月9日午後1時半から、松阪市嬉野川北町の同センター嬉野分室学習棟で、本年度第3回公開考古学講座「三重を掘る」として、須恵器に焦点を当てた「文化財のみかた講座」を開く。先着60人。参加費無料。

発掘調査や研究の成果を紹介する。同センター職員の渡辺和仁、角正芳浩両氏が「須恵器―入門編―」「土器のなまえ・つかい方・売られ方」の演題で、井田川茶臼山古墳(亀山市)からの出土品や文献史料を交え解説する。須恵器は古墳―平安時代、生活用具や古墳の葬送用具として使われた。表面にさまざまな技術の痕跡がある。

問い合わせは同センター活用支援課=電話0596(52)7034=へ。