創作竹灯籠と伊勢型紙 清水さん夫婦コラボ展 いなべ

【作品を見ながら話す清水光男さん=いなべ市藤原町本郷の「布の蔵 木花」で】

【いなべ】いなべ市藤原町東禅寺の清水光男さん(68)がこしらえた創作竹灯籠と妻いづみさん(65)の伊勢型紙の作品を併せて紹介する初の夫婦コラボ展が7日、同町本郷のギャラリー「布の蔵 木花(このはな)」で始まった。

光男さんは1年半ほど前から月1回のペースで、滋賀県・竜王町の「妹背(いもせ)の里」内にある工房に通い、竹灯籠づくりを楽しんでいる。今回初めて作品展を開くことになり、趣味で伊勢型紙に取り組んでいる、いづみさんも一緒に展示した。

光男さんは丹精込めて作った自慢の作品17点を並べた。直径12センチ以上の孟宗竹(もうそうちく)を使い、大仏や「南無阿弥陀仏」の文字、風神雷神、コイの滝登り、フクロウなどを繊細に彫った。発光ダイオード(LED)の明かりがともされ、幻想的な雰囲気を醸し出している。壁面には、松にとまるタカ、花車などを題材にした伊勢型紙5点を飾っている。

これまでに20点の竹灯籠を制作したという光男さん。「これから頑張って、50点は作りたい」と意欲を燃やしている。

営業日は毎週木曜日午前10時半―午後4時で、同展は10月26日まで。営業日以外も電話予約で、希望の日時に応じて店を開ける。問い合わせは同ギャラリー=電話0594(46)2938=へ。