雇用調整助成金を不正受給、川越と伊勢の会社 三重

三重労働局は6日、建設会社「成上工業」(川越町当新田)と、整体業を営む「RE楽X」(伊勢市古市町)が雇用調整助成金を不正に受給していたと発表した。同局は両社に計約4400万円の返還を求めた。

同局によると、成上工業は令和2年4月以降、休んでいない従業員を休んだと装った書類を提出し助成金を不正に受給。RE楽Xも2年12月以降の受給分で一部の従業員が休んでいなかった。

同局が申請内容に不審な点があることに気付いたのをきっかけに不正受給が発覚。今年8月上旬に両社への支給決定を取り消していた。両社とも同局の聞き取りに対して不正受給を認めている。

同局は成上工業に約572万円、RE楽Xに約3828万円の助成金を、それぞれ返還するよう命じた。両社は全額を返還する意思を示し、RE楽Xは既に返還を始めたという。

同局は昨年度以降、県内で41事業所の不正受給を確認。不正受給の総額は約6億8千万円に上る。同局は「今後も調査し、不正受給を確認した場合は事業所名を公表する」としている。