新たに三十三銀など4事業者登録 三重県「木づかい宣言」

【廣田副知事(中央)から登録書を受け取った事業者の代表ら=県庁で】

三重県は6日、県産材の利用拡大に努める「木づかい宣言」の登録事業者として、三十三銀行(本店・四日市市)などの4事業者を新たに登録した。木づかい宣言の登録事業者は40事業者となった。

県によると、三十三銀行のほか、伊勢市の御福餅本家、多気町の金川珈琲、尾鷲市の一般社団法人つちからみのれを新たに登録。4事業者は県産材の利用拡大に向けた計画書を県に提出していた。

三十三銀行は新築する尾鷲支店の内装、御福餅本家は新社屋の内装、金川珈琲は店舗の家具などに、それぞれ県産材を使う。つちからみのれは木との触れ合いで豊かな心を育む「木育」を進める。

この日、事業者の代表らが県庁で「お客さまに県産材を利用した空間でくつろいでもらえるようにしたい」「利用者に木の魅力を伝えたい」などと宣言し、廣田恵子副知事から登録書を受け取った。

木づかい宣言は県民や企業に県産材の積極的な利用を促そうと、平成30年8月に制度化した。登録の期間は3年で継続も可能。県のホームページやイベントで事業者の取り組みを紹介している。