三重県内作家14人合同展 津、「還」題材に工芸や絵画

【県内作家の作品が並ぶ会場=津市久居東鷹跡町の久居アルスプラザで】

【津】三重県内のものづくり作家の合同展「つくりびと展・拾伍―還(かえる)」が6日、津市久居東鷹跡町の久居アルスプラザギャラリーで始まった。工芸や絵画など男女14人の作品計約250点を展示している。10日まで。入場無料。

30―60代の作家が年一回テーマを変えて作品を発表し15回目。「還」を題材に各作家がブースを展開しており、色鉛筆で緻密に描いた植物、華やかに絵付けした陶磁器、一枚の紙を折り立体的に組み合わせた壁面飾り、手のひらに乗る木彫りの猫などが並ぶ。

共通課題のコーナーでは出展するやまぎわさゆりさん=津市=のオリジナルキャラクター「もじもじねずみ」とコラボした作品にそれぞれ挑戦している。

「ミチクサヲクウ」の号で作陶する小林有希さん(37)=四日市市=はクマをデザインした花入れや植木鉢を出品。「飾っていてクスッと笑えるようなものを作りたい」と話し、同展の魅力を「三重でこれだけいろんな活動をする作家がいると知れる機会」と話した。