新型コロナ5類移行後で最多 先週の三重県内新規感染者

三重県は5日、先週(先月28―今月3日)の新型コロナウイルス感染状況を公表した。感染者は1医療機関当たり平均20・77人で、前週の1・02倍。3週連続で増加し、5類移行後では最多となった。

保健所管内別の1医療機関当たり感染者数は、桑名39・3人▽四日市15人▽鈴鹿21・44人▽津14・55人▽松阪16人▽伊勢17・45人▽伊賀23・25人▽尾鷲31・5人▽熊野5人―となった。

5日現在の病床使用率は36・5%で、前週の同じ曜日と比べて3ポイントの上昇。確保病床は3床増やし、591床とした。入院中の感染者は19人増の216人で、うち1人が重症となっている。

県の感染症情報・検査プロジェクトチームは「感染者の増加率は鈍化しているが、感染者は依然として多い」と説明。「盆休みの影響は近く収束するとみられるが、減少に転じる時期は分からない」としている。